Jw_cadで省略線に使う波線の書き方を16枚の画像で詳しく解説
作成日:2021.08.12
更新日:2021.11.15
図面を書くとき、長辺が極端に長い部品は一部を省略して書くことがあります。
そのような場合、省略部分の境界は波線(なみなみ線)で表します。
この記事では、Jw_cad で波線を作成する方法を解説しています。
Jw_cad で波線を作成する
Jw_cad で波線を引くには、「曲線」コマンドを使用します。
しかし、曲線コマンドで整った波線を作成するにはコツが必要です。
そこで今回は、波線を引く練習図面を用意しました。
練習をしたい方は こちら から練習用の JWW ファイルを自由にダウンロードしてください。
見本のように、長い図形を省略している意味を表す波線(省略線)を練習してみましょう。

・取引先から送られてきた DWG 形式を JWW 形式へ変換して Jw_cad で編集したい ・Jw_cad で作成した JWW 形式を DWG 形式に変換して相手に送る必要がある ・Jw_cad で作成した図面を誰でも閲覧できるように PDF へ変換したい…
Jw_cad で波線を作成する方法
- まずは下書線を作成します。
練習図面を利用している場合はレイヤ①をクリックし、下書線を表示してください。 - ツールバーから「曲線」コマンドを起動します。
- スプライン曲線を描いていきます。
図のように、1~5点目を右クリックで指定します。 - コントロールバーの「作図実行」を選択します。
スプラインが作成されます。 - このままだと、中心点に1本だけ曲線が作成されている状態ですので、複写を行って省略記号にしていきます。
ツールバーから「複写」コマンドを起動します。 - プロンプト「連続線をマウス(R)で指示してください」に従って、曲線を左クリックで選択します。
- Enter キーを押下して選択を確定します。
- プロンプト「複写先の点を指示してください」に従って、左側の下書線の中心点を右クリックします。
- 左側に曲線が複写されました。
- このままですと左に偏った記号になってしまうため、右側にも複写を行います。
- 中心に書いた波線の左右に複写ができました。
- 続いて、下書線が書いてあるレイヤ①をクリックして非表示にします。
- 不要な線を削除していきます。
ツールバーから「消去」コマンドを起動します。 - 中心の波線を右クリックして削除します。
- 矩形や中心線の不要な部分を削除していきます。
コントロールバーの「節間消し」にチェックを入れます。 - 省略記号の間にある線をクリックして削除していきます。
- 以上で、波線を使って省略記号を書くことができました。


CAD 図面を作成する際、線の種類に意味を持たせることが一般的です。 この記事では、Jw_cad で使える線種の種類と変更する方法を初心者の方にもわかりやすく解説します。

Jw_cad には「2線」という2本の線を一度の操作で引くことができる機能がデフォルトコマンドとして搭載されています。
そろそろ脱初心者…製図の方法を学ぶなら
筆者が実際に読んで役に立った Jw_cad の本をご紹介しています。
WEB で知ることができる無料の情報だけでは物足りなくなってきたときや、CAD の使い方から次のステップへ進みたい方はぜひご参考いただけると嬉しいです。

せっかく無料で利用できる Jw_cad の習得をするのですから、あまりお金を掛けずに着実に習得したいですよね。この記事では、Jw_cad を本気で学ぶときにおすすめの本をレベル別でご紹介します!…

この記事では、私が Jw_cad を使って建築図面を描く方法を学んだときに参考にしたオススメの書籍を詳しくご紹介いたします。…