作成日:2024.05.30更新日:2024.05.30
作図をしていると、線が長すぎたり短すぎたりすることはよくありますよね。
線が長ければ、不要な部分を消去すれば良いですが、短い場合はどうすれば…?
そんなときには、「伸縮」コマンドを使用します。
このコマンドを使いこなせるようになれば、図面の修正や調整が格段に楽になりますよ!
今回の記事では、Jw_cadの「伸縮」コマンドの説明、基本的な使い方、さらにプラスで使える便利な機能3選を詳しく解説します!
「伸縮」コマンドは、「線や円弧の長さを調整することができる機能」です。
例えば、線が長すぎたり短すぎたりした場合や、特定の基準線まで線を延ばしたり縮めたりしたい場面で活用できます。
さらに、複数の線を一度に長さを揃える際にも使用します。
作図中、頻繁に利用するコマンドの一つです。
[伸縮]コマンド実行後、[一括処理]を使用すると、複数の線を一度に指定した基準線との交点まで伸縮することができます。
例:基準線まで一度に線を伸ばす
[伸縮]コマンドを実行し、基準線を選択して伸縮する場合、[突出寸法]入力ボックスに数値を指定すると、基準線との交点から指定した数値分突出させて伸縮することができます。
例:突出寸法100
また、突出寸法にマイナス値を入れると、基準線から数値分短い状態で伸縮されます。
例:突出寸法-100
プラスもマイナスも入力した突出寸法分、伸縮するのではなく、指定した基準線から突出寸法分、伸縮するということです。注意しましょう!
「伸縮」コマンド実行中、[切断]が使用できます。右クリックしたところで線・円・円弧を切断することができます。
見た目上は変化がないが、切断位置に隙間が出来ず切断される。赤い点が付くのみ。(切断間隔0と同意)
右クリックした位置(赤い点)を中心に、切断間隔で指定した長さ分消える。
Jw_cad で「伸縮」コマンドを使えば、簡単に線の長さを調整することができます。
マウス操作だけで、ピンポイントで修正でき、作業効率が向上します。
また、「伸縮」コマンドで一度にまとめて処理する方法も覚えておくことで、同じ動作を繰り返さずに済みます。
作図をスムーズに進めるためにも、「伸縮」コマンドしっかりマスターし、有効活用してくださいね!