作成日:2021.08.12更新日:2021.08.12
Jw_cad を本気で学ぶには、次のような方法があります。
✓ インターネットから無料で得られる情報でひたすら勉強する
✓ 参考書を購入して、1から順に勉強する
✓ セミナーや講座に参加して、ベテラン講師から直接 Jw_cad を教えてもらう
下に挙げたものほどお金が掛かりますが、自分に合ったレベルでプロに教えてもらうことで着実に習得できるでしょう。
かといってインターネットで無料で得られる情報は、情報自体の新旧が判断しにくかったり、自分のレベルにあった情報を探すこと自体に時間が掛かってしまいます。
とはいえ、せっかくソフトウェア自体を無料で利用できる Jw_cad の習得をするのですから、あまりお金を掛けずに着実に習得したいですよね。
そのような時は、参考書の購入がおすすめです。
参考書は 1000 円~ 3000 円前後で様々なレベルに合った本が出版されていて、学習する順序を悩まずに最初から順に学習していくだけで体系的に Jw_cad の学習ができます。
今回の記事では、Jw_cad を本気で学ぶときにおすすめの本をレベル別でご紹介します!
入門レベルでオススメの本では、パソコン自体が初心者の方、CAD を1から学習する方におすすめのレベルの参考書を紹介しています。
「できるゼロからはじめる Jw_cad 超入門」は、1ページを少ない情報量で簡潔に分かりやすくまとめてあるため、初心者の方でもサクサク次のページへ進めるところが特徴です。
また、Q&A 方式で入門レベルならではの疑問をまとめてあるため、痒い所に手が届く一冊となっています。
本書はパソコン初心者の方でも Jw_cad を使うことができるように基本のマウス操作から学び、Jw_cad 自体がどういったソフトウェアなのかを理解してから CAD の基本操作を理解するステップへ進みます。基本操作までを理解出来たら、最終的には大まかな作図の手順(建築図面)までを習得することが可能です。
Jw_cad では「クロックメニュー」と呼ばれる、マウスでコマンドを操作する独自のメニューが搭載されているため、実はマウス操作がとても難しいのです。AutoCAD など別の CAD を使ってきた人が、Jw_cad を使う事ができない理由の一つがこのマウス操作です。
そこからしっかりと解説してくれている本書は、初心者の方にもおすすめポイントです。
また、無料の電話サポート付のため、パソコンが苦手な方も気軽に質問が行えるところも魅力です。(他の参考書では、メールや FAX での質疑応答が多いです。)
■ オススメポイント
■ 注意ポイント
「できる イラストで学ぶ Jw_cad」は、これから CAD を学ぶ方に向けて、CAD 自体の機能や仕組みを、たっぷりのイラストと合わせて解説されている一冊です。
Jw_cad のみならず、初めて CAD を学習する方には難しいであろうレイヤやブロックなどの概念を、イラストで説明していることでとても理解しやすくなっています。
文章での解説だけで Jw_cad を理解できるか不安な方にはおすすめの一冊です。
■ おすすめポイント
「7日でおぼえるJw_cad[Jw_cad8対応]」は、短期間で Jw_cad をマスターできるように、Jw_cad を使いこなすための必要な知識が簡潔にまとめられている入門書です。
機能ごとの意味や使い方がしっかりと解説されているため、Jw_cad を初めて使う方でもこの本を最後までこなせたらある程度 Jw_cad を使えるようになるでしょう。
こちらの本では製図の説明はほぼなく Jw_cad の使い方を覚えることに徹していることから、どの分野を目指す方でも最初の一冊として最適です。
■ おすすめポイント
ある程度 Jw_cad の使い方が分かる方、分かってきた方は、次のステップとして製図方法を学習することになるでしょう。 入門書でも簡単な建築図面を書きながら Jw_cad の機能を使ってきましたが、実際の現場で Jw_cad を使うには、まだまだ経験や知識が足りない部分もあるかと思います。このセクションでは、脱・初心者を目指す方におすすめの参考書をご紹介いたします。
「CADを使って機械や木工や製品の図面をかきたい人のためのJw_cad8製図入門」では、タイトル通り機械、木工、プロダクト製品(家具など)の製図方法を解説している本です。
建築図面を入門編のゴールとしている書籍は多々ありますが、機械やプロダクト製品の製図を入門編のゴールとしている書籍は少ないため、目指す分野が機械設計の分野だという方はぜひ手に取っていただきたい一冊です。
内容としては、まず初めに Jw_cad の基本操作に触れ、ハッチングや寸法記入を学び、基本的な機械部品や家具等の作図を通して三面図やアイソメ図について学ぶことが可能です。
■ おすすめポイント
こちらの本は、建築図面に特化した入門書です。
現在では、住宅を一軒立てるときに必要な図面は(住宅の広さにもよりますが、一般的に)20~30枚程度必要だと言われています。必要な図面の種類も1種類ではなく、平面図、平面詳細図、部分詳細図、展開図、矩計図、各種伏せ図、電気設備や家具詳細図・・・など、大変多くの種類があります。
これら全てをマスターするには時間が必要ですが、この本ではその中でも「建築詳細図入門」と題しているように 平面詳細図、部分詳細図、矩計図(詳細断面図)の作図方法を実際に現場でも使えるレベルで解説しています。
入門書では Jw_cad を覚えることがメインというスタンスを取っている書籍が多いのですが、本書では建築図面(詳細図)を学習することがメインとなっていて、Jw_cad の説明は入門書のわりには少なめです。
そのため、Jw_cad を全く知らない、使った事がない、というような方には少々難しいかもしれません。
■ おすすめポイント
■ 注意ポイント