Jw_cad でレイヤを跨いで図形の移動をする方法
作成日:2021.08.12
更新日:2021.10.08
Jw_cad でレイヤを使い分けて作図を行うと、レイヤの切り替えを忘れたまま作図を行ってしまうときがあります。
そのような場合は、レイヤ間を跨いで図形を移動させることで解決できます。
目次
Jw_cad でレイヤ間の図形移動を行う
「移動」コマンドをデフォルトの設定で利用するとレイヤ内での図形移動となります。
今回はレイヤを跨いで図形の移動を行いたいため、範囲選択コマンドの「属性変更」を使って移動先のレイヤを指定することでレイヤを跨いだ図形移動を行います。
練習図面の準備
こちら から今回の解説で利用する図面をダウンロード出来ます。
この図面では、次のようにレイヤーが分かれています。
Jw_cad でレイヤ間の図形移動を行う方法
- 今回は、レイヤ1に書かれている図形をレイヤ0へ移動します。「範囲」コマンドでレイヤ1になる図形と文字を選択する
選択したくない図形や文字が含まれるレイヤ(今回はレイヤ0)は、非表示やロックをして範囲選択を行うと、広範囲をまとめて選択できる - コントロールバーから、「属性変更」をクリックする
- 属性変更ダイアログが表示されますので、「レイヤ変更」をクリックする
- レイヤ設定ダイアログが表示されるため、「レイヤ状態」タブで移動先のレイヤ(今回はレイヤ0)を「右クリック」する
※ 赤色の鉛筆アイコンが移動すれば正しく選択ができています - 「OK」をクリックし、レイヤ設定ダイアログを閉じる
- 「書込【レイヤ】に変更」へチェックを入れ、「OK」をクリックする
- レイヤ一覧を確認すると、レイヤを跨いで図形が移動していることが分かる