Jw_cad で円の一部を塗りつぶしする方法について解説します。

Jw_cad で円の一部を塗りつぶしする

図形の一部を塗りつぶしする方法は、塗りつぶしたい図形によって異なります。 今回は、誘導灯のシンボルのように円の内側を一部塗りつぶす方法を解説します。

Jw_cad で円の一部を塗りつぶしする準備

この記事では、円の一部を塗りつぶしするための練習用図面を用意しています。
今回は、こちら から練習用の JWW ファイルをダウンロードしてください。

左図の見本のように、円の一部を塗りつぶしてみましょう。

Jw_cad で円の一部を塗りつぶしする方法

1. まずは、円を内側の×の線に合わせて切断します。
   連続した1つの線を切断して4つの線とすることで、円の中の一部を選択して塗りつぶすことができるようになります。
   ツールバーから「消去」コマンドをクリックします。
   
2. コントールバーで「切断間隔」が「0」になっていることを確認します。
   合わせて「節間消し」にチェックが入っていないことを確認します。
   
3. プロンプトに従って、部分消しを行うオブジェクトとして「円」をクリックします。
   
4. プロンプト「部分消し 始点指示」に従って、×線の先端を「右クリック」します。
   
5. プロンプト「部分消し 終点指示」に従って、終点を選択します。今回は同一点で切断をしたいため、もう一度同じ位置で「右クリック」します。
   
6. ×の先端4つ分、上記と同様の操作を行い円を切断します。
   
7. 円の切断が完了したら、塗りつぶしを行います。
   ツールバーから「多角形」コマンドを選択します。
   
8. コントールバーのオプションから「任意」をクリックします。
   
9. オプション「ソリッド図形」にチェックを入れます。
   
10. オプション「任意色」にチェックを入れ、「任意」ボタンから塗りつぶす色の指定を行います。今回は「グレー」とします。
    
11. オプション「円・連続線指示」をクリック(オンの状態)します。
    
12. プロンプト「ソリッド図形にする円・連続線を指示してください。」に従って、塗りつぶしたい閉じた図形の「円周上」をクリックします。
    
13. もう片方の塗りつぶしたい閉じた図形の「円周上」をクリックすれば完成です。
    

ポイントは、始点と終点を同一点に指定して部分消しを行い、円を切断した部分です。
「円・連続線指示」オプションを使って塗りつぶしを行うには、「1つの閉じた図形」でなくてはなりません。今回の図形は円を切断することで、連続線を作成しました。

Jw_cad の学習には次の記事もおすすめです