作成日:2021.08.12
更新日:2026.04.06

IJCAD を導入するときに気になる項目の一つに動作環境があるのではないでしょうか。
実は、IJCAD は AutoCAD と比較すると動作も軽く、最低限必要とされるスペックも低いため、AutoCAD が重すぎて作業が進まないという方にもおすすめの CAD となっています。
この記事では、最新版である IJCAD 2026 の動作環境と、自身のマシンのスペックの調べ方、それぞれのシステムの意味やスペックが足りないときにどうなってしまうのかなど、初めて CAD を導入する初心者の方にもわかりやすいように詳しく解説しています。
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最新の IJCAD 2026 の動作環境は公式ページで公表されており、以下のようになっています。近年のソフトウェアの高度化に合わせ、以前のバージョンよりも求められるスペックが引き上げられています。
| システム | 推奨・最低動作環境 |
|---|---|
| CPU | 最低動作環境:Core i5 推奨動作環境:Core i7 以上 |
| RAM | 最低動作環境:8GB 推奨動作環境:16GB 以上 ※図面データの容量によってはより高い RAM 環境が必要になる場合があります |
| HDD (SSD) | 1.82GB 以上の空き容量 |
| 対応 OS | Windows 11 バージョン 24H2 ※64bit 版のみ(32bit 版の提供は終了しました) |
| ディスプレイ カード | 推奨動作環境 2GB GPU (Intel(R) HD Graphics 4000 などのオンボードグラフィックでの動作実績あり) |
| その他 | .NET 8 |
早速詳しく見ていきましょう。
CPU とはマシンの中枢部である中央演算処理装置のことで、所謂コンピューターの頭脳のようなものです。
マシンの性能はこの CPU の処理速度に依存しているため、CPU のスペックが低いほど CAD の動作や処理が遅くなってしまいます。
IJCAD 2026 では最低でも Core i5、推奨環境として Core i7 以上が求められています。Core i5 は一般的な事務用パソコンにも搭載されるミドルレンジモデルですが、より快適に図面作成や処理を行いたい場合は、ハイエンドモデルである Core i7 などを搭載したマシンの利用をおすすめします。
RAM とは主記憶装置のことで、CPU が処理を行うときなどに利用されるメインメモリです。RAM は書き換え可能なデータを一時的に保存しておく場所で、所謂作業を行うときの机の広さのようなものです。机が広い= RAM の容量が大きいとなり、いくつものアプリを開いても余裕をもって作業ができるようになります。
よく似た名称として ROM がありますが、こちらは保存領域を示しています。「Read Only Memory」の略で、読み出し専用の書き込みはできないメモリのことです。しかし、スマートフォンなどでは ROM はストレージの容量を表している場合があります。
IJCAD 2026 では最低動作環境が 8GB となっています。RAM の容量が少ないと動作がもたつき、一度に複数ファイルを開くなどの処理を行うことが難しくなるため、できるだけ推奨動作環境である 16GB 以上のパソコンで利用することをお勧めします。
HDD や SSD は補助記憶装置の一種で、データを書き込んだり読み込んだりできます。
パソコンに入っている写真や音楽、作成した図面データなどはこのストレージに保存されるため、新しく追加したり、編集や削除をしたりすることが可能となります。先ほど紹介した RAM はパソコンの電源を落とすとデータがすべて消去されることが一般的ですが、HDD や SSD はデータが消去されず保持され続けます。近年は読み書き速度が圧倒的に速い SSD が主流となっています。
IJCAD の動作環境で記載されている「1.82GB」は、ストレージ自体が 1.82GB 以上であればよいというわけではありません。
ここでは、「ストレージの空き容量がいくつか」を表しているため、全体の容量は問いませんが、インストールと動作のために最低 1.82GB 以上の空き容量が必要です、という意味になります。
対応 OS は、パソコンのシステム全体を管理する最も基本的なアプリケーションです。
「Windows 11」や「Windows 10」など、おなじみの言葉ではないでしょうか。
最新の IJCAD 2026 では、Windows 11 (バージョン 24H2) が対応 OS となっており、64bit 版のみの提供となっています。以前のバージョンで対応していた Windows 8.1 や、古いバージョンの Windows 10、また 32bit 版 OS はサポート対象外となっているため、導入前に必ず現在の OS バージョンを確認しましょう。
ディスプレイカードとは、グラフィックカードやグラフィックボード(グラボ)とも呼ばれるパソコンの画面表示を行うための拡張カードの一種です。
画面表示が必要なパソコンには標準搭載されていますが、3D など高度な表示処理が必要な場合は、その分表示能力の高いディスプレイカードが必要となります。IJCAD では標準的なオンボードグラフィックでも動作実績がありますが、複雑な図面を扱う場合は専用のグラフィックボードを搭載した PC が安心です。
その他の動作環境として、「.NET 8」 という記載があります。
以前のバージョンでは「.NET Framework 4.8」が使われていましたが、IJCAD 2026 からは製品の品質向上のため、より新しくパフォーマンスの高い「.NET 8」へと環境が移行されました。
これは、IJCAD が .NET のサポートを受けて起動することを表しており、インストールされていない場合は IJCAD を起動することができません。ただし、お使いのパソコンに「.NET 8」がインストールされていない場合でも、IJCAD 2026 のインストール時に自動的にインストールされるため、初心者の方でもご自身で別途設定する手間はかかりません。
さて、ここまで最新の動作環境の解説を行ってきましたが、自分のマシンのスペックを調べなくては比較することができませんよね。
お使いのマシンのスペックは、Windows 環境であれば次の方法で簡単に調べることが可能です。




ディスプレイカードを確認するには、スタートメニュー横の検索バーに dxdiag と入力し、「DirectX 診断ツール」を立ち上げて「ディスプレイ」タブから確認すると良いでしょう。