作成日:2026.06.26
更新日:2026.06.26

「取引先から PDF で図面をもらったが、DWG(AutoCAD 形式)で編集したい」——CAD の現場で最も多い悩みのひとつです。PDF は配布や印刷には便利ですが、線や寸法を編集することはできません。
この記事では、PDF を DWG に変換する 2 つの方法(ソフト不要の無料オンライン変換と、AutoCAD の PDFIMPORT)を手順つきで解説し、変換で必ずつまずく「尺度(スケール)のズレ」と「変換できる PDF・できない PDF」まで、実務目線でまとめます。
実は、AutoCAD は標準で JWW 形式に対応していません。
DARE ONE なら、JWW から DWG / DXF への高精度な変換がブラウザ上で今すぐ無料で完了!
拡張子の互換性に悩まず、スムーズに作図作業へ移りましょう。
PDF を DWG に変換するとき、結果の品質を左右するのは 元の PDF が「ベクター」か「ラスター」か です。ここを理解しておくと、後で「線がうまく取れない」と悩まずに済みます。
つまり、CAD ソフトから出力したベクター PDF なら高精度に変換でき、スキャン PDF は変換ツールの「画像 → CAD」機能(ベクター化)が必要になります。
AutoCAD を持っていない場合や、今すぐ 1 枚だけ変換したい場合は、ブラウザで完結する無料のオンライン変換が最速です。
基本的な流れはどのサービスでも共通です。
インストール不要・登録不要のサービスが多く手軽ですが、無料ツールは「文字化け」「寸法のズレ」「レイヤーが分かれない」「ラスター PDF 非対応」 といった精度面の弱点が出やすい点には注意してください。重要な図面ほど、変換後に必ず尺度と寸法をチェックします。
AutoCAD(2017 以降)を使っているなら、標準機能の PDFIMPORT コマンドで PDF を取り込めます。
PDFIMPORT は ベクター PDF を AutoCAD ネイティブのオブジェクトに変換 してくれるため、オンライン変換より制御が効きます。ただし、SHX フォント(AutoCAD 独自フォント)で書かれた文字は線分の集まりとして取り込まれ、テキストとして編集できない場合があります。
PDF → DWG 変換で 最も多いトラブルが「尺度(スケール)が合わない」 ことです。PDF には「用紙上のサイズ」しか入っておらず、実寸(1:100 などの縮尺)情報が失われているためです。
対処の基本は 「既知の寸法を 1 つ使って全体を合わせる」 です。
PDFIMPORT で取り込むときに、元の PDF の作成尺度が分かっていれば、取り込み時の尺度欄に入力しておくと後の手間が減ります。
| 元の PDF | 変換の可否 | ポイント |
|---|---|---|
| CAD から出力したベクター PDF | ◎ 高精度 | 線・文字・寸法を編集可能な形で復元しやすい |
| Illustrator 等で作ったベクター PDF | ○ | 線は取れるが CAD 用のレイヤー構造ではない |
| スキャンした紙図面(ラスター PDF) | △ 要ベクター化 | 「画像 → CAD」変換(トレース)機能が必要 |
| 写真・画像を貼っただけの PDF | △〜× | 画像認識(ベクター化)の精度しだい |
スキャン PDF や紙図面を DWG にしたい場合は、単純な形式変換ではなく ラスターベクター変換(画像の CAD 化) に対応したサービスを選ぶ必要があります。
また、変換した DWG が古い AutoCAD で開けないときは、バージョンを下げる必要があります。→ AutoCADの図面を古いバージョンで保存・変換する方法
Q. AutoCAD がなくても PDF を DWG に変換できますか?
A. できます。ブラウザで動く無料のオンライン変換サービスを使えば、ソフトのインストールなしで PDF を DWG / DXF に変換できます。
Q. 変換した DWG の文字が編集できません。
A. 元の PDF が SHX フォントやアウトライン化された文字の場合、線分として取り込まれるためです。テキストとして再編集したい場合は、文字認識(OCR)に対応した変換サービスを使うか、再入力が必要です。
Q. スキャンした紙の図面を DWG にできますか?
A. 通常の PDF → DWG 変換ではなく、画像をベクター化する「図面の CAD 化」機能が必要です。専用サービスを使ってください。
DARE は、ブラウザだけで CAD 図面を変換できるクラウド変換サービスです。重いソフトのインストールは不要で、PDF → DWG / DXF はもちろん、DWG ⇔ JWW、バージョンの下げ変換まで ブラウザで完結します。
「拡張子が合わず開けない」「相手の CAD に合わせて変換したい」——そんなときに、DARE の無料 CAD 変換を試す だけで、図面の受け渡しがスムーズになります。
