作成日:2021.08.11更新日:2021.08.12
Jw_cad を使って作図を行う際、必ず使う機能が「拡大」「縮小」です。
図面の詳細な部分の書き込みたいときや全体図を確認したいときなど、拡大縮小は作図を進めるにあたり必ず利用する操作です。
この記事では、Jw_cad で拡大縮小を行う方法について解説しています。
図面を作成するときによく使う機能のひとつに拡大縮小があります。
図面全体を表示したまま作図を進めると細かい部分の書き込みが難しく、位置合わせなどでもずれが生じてしまう可能性が高まるため、作図する領域を拡大して書き込んでいくことが一般的です。
Jw_cad で拡大縮小を行うには、「マウス」または「キーボード」を利用します。
最初は思うような拡大縮小ができないこともあるかと思いますが、操作方法をしっかり覚えて作図に活用しましょう。
Jw_cad は、デフォルトの設定ではクリック操作で拡大縮小を行います。
Jw_cad はクロックメニューのようにクリックで操作できる機能が多く搭載されていますが、これは Jw_cad 独特の操作方法であるため直感的に使いこなすことが難しい場合多いです。
そんな時は次のセクションでご紹介するマウスホイールを使った直感的な操作方法を参考にしてみてください。
Jw_cad でデフォルトの設定で拡大縮小を行うには、次の操作を行います。
マウスの左クリックと右クリックを同時に押して、右下へドラッグする形で範囲選択を行うと、選択した範囲が作図領域いっぱいまで広がるような形で拡大することが可能です。 この機能では、拡大したい範囲を選択するだけの操作で即座に目的の倍率に拡大することができます。
マウスの左クリックと右クリックを同時に押して左上へドラッグすると、表示範囲の縮小ができます。
マウスの左クリックと右クリックを同時に押して右上へドラックすると、図面を全体表示することが可能です。拡大の状態からすぐに全体図を確認することができるため、作図時によく利用します。
マウスの左クリックと右クリックを同時に押して左下へドラックすると、ひとつ前に表示した倍率へ戻ることが可能です。(前倍率)
図面の全体を確認した後に、元の倍率に戻って作図作業を続けたいときなどに利用することができます。
先にご紹介したように、Jw_cad ではマウスのクリックを利用して拡大縮小を行う操作がデフォルトの設定です。
しかし、AutoCAD など国内で多く利用されている CAD ではマウスホイールを使って拡大縮小を行うことが多いです。
クリック操作は作図、ホイール操作は拡大縮小 と操作を分けておくと大変覚えやすいので、今回はホイールを使って拡大縮小を行う方法もご紹介いたします。
マウスホイールを使って拡大縮小を行うには、基本設定から設定を行う必要があります。
拡大縮小の設定方法
マウスホイールの「+」「-」は、ホイールを回したときの拡大縮小の向きの設定です。
「-」とすることで、AutoCAD と同様の操作感で拡大縮小が行えるようになります。
基本設定から拡大縮小の設定を行うことで、マウスホイールを使って拡大縮小を行えるようになります。
マウスホイールを向かって前へ回すことで拡大、自分側へ回すことで縮小が行えます。
拡大縮小はカーソルの位置が中心となるため、拡大したい位置にカーソルを置いてマウスホイールを回すことで、目的の位置を拡大縮小することができます。
マウスホイールの拡大縮小では、ホイールを回す度に決められた倍率で拡大縮小が行われていました。
次にご紹介するのは、選択範囲を拡大して表示する方法です。
マウスホイールを押し込んでマウスを右下へドラッグする形で範囲選択を行うと、選択した範囲が作図領域いっぱいまで広がるような形で拡大することが可能です。 ホイールを使って拡大縮小を行うと何度もホイールを回して拡大する必要があった倍率でも、範囲を選択するだけの操作で即座に目的の倍率に拡大することができます。
マウスホイールを押し込んでマウスを左上へドラッグすると、縮小ができます。縮小では、ホイールで縮小を行うよりも大きい倍率で縮小をすることが可能です。
マウスホイールを押し込んで右上へドラックすると、図面を全体表示することが可能です。拡大している状態からすぐに全体図を表示することができるため、作図時によく利用する機能となるでしょう。
マウスホイールを押し込んで左下へドラックすると、ひとつ前の倍率へ戻ることが可能です。(前倍率)
図面の全体を確認した後に、元の倍率に戻って作図作業を続けたいときなどに利用することができます。
Jw_cad では、キーボード操作で拡大縮小を行う事が可能です。
ノートパソコンを利用している方など、マウスの操作が不便な環境ではキーボードによる拡大縮小がおすすめです。
マウスホイールを使って拡大縮小を行うには、基本設定から設定を行う必要があります。
拡大縮小の設定方法