作成日:2024.04.11更新日:2024.04.11
作図時、正確性と効率性は欠かせませんが、そのバランスを保つのは簡単ではありません。特に Jw_cad 初心者の方や経験の浅い方は、線の引き方や寸法の取り方に手間取ることは多々ありますよね。私自身、Jw_cad を勉強し始めた頃は、図面上の距離間隔なども分からず、線の始まりを画面上のどこにしたら良いかで悩んでいました。
そのような時に、グリッド表示はとても便利な機能です。グリッドを活用することで、線や図形を正確に配置するのに役立ち、作図の効率化につながります。
この記事では、Jw_cad のグリッドの役目や、表示方法、表示されない時の対処法などを解説します。
Jw_cad の「グリッド」とは、方眼紙のように等間隔に並んだ目盛のことです。
一目盛り間の寸法を一定にできるため、作図がしやすくなります。特に、一般的な住宅の場合、柱間隔や壁寸法は決まっていることが多いので、あらかじめ設定しておくと便利です。
グリッドは画面上では点で表示されますが、印刷時には見えないため、図面に影響を与える心配はありません。
例:910mmピッチを設定する
・ OFFにチェックを入れると、グリッドを非表示にできる
・ 読取【無】は、グリッドは表示されるが、点読取出来ない状態
Jw_cad のグリッドは、主目盛は「線色2」で、中間目盛は「線色1」で表示されます。
グリッドの大きさや色は以下のように変更できます。
Jw_cad でグリッド表示をする際、次の点に注意して下さい。
グリッドの設定をしたのに、表示されない!という状況もあるようです。目盛の設定間隔と画面拡大倍率によっては、グリッドが表示されない場合があります。その時の対処法をご紹介します。
Jw_cad でグリッド表示は、正確な配置や基準寸法設定が簡単にでき、作業時間の短縮に役立ちます。しかし、必ずしも表示する必要はありません。グリッド表示は補助的なものであり、時には邪魔に感じることもあります。そのときは、グリッド表示を適切なタイミングで切り替えて、作図を効率的かつスムーズに進めましょう。グリッド表示を上手く活用してみて下さいね!