作成日:2021.08.23
更新日:2026.04.13

AutoCAD を導入するときに気になる項目の一つに動作環境があるのではないでしょうか。
CAD で製図を行うときに動作が重くもっさりしていると作業効率も落ち、どれだけ高性能な CAD を導入していても意味がありません。
この記事では AutoCAD の動作環境と、自身のマシンのスペックの調べ方、それぞれのシステムの意味など、初めて CAD を導入する初心者の方にもわかりやすいように詳しく解説しています。
実は、AutoCAD は標準で JWW 形式に対応していません。
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拡張子の互換性に悩まず、スムーズに作図作業へ移りましょう。
AutoCAD 2026 の動作環境は公式ページで公表されており、以下のようになっています。
| 必要環境 | 必要スペック |
|---|---|
| 対応OS | 64 ビット版 Microsoft® Windows® 11 および Windows 10 |
| プロセッサ | 基本: 2.5 ~ 2.9 GHz のプロセッサ(8 つの論理コア) 推奨: 3 GHz 以上のプロセッサ(ベース)、4 GHz 以上(ターボ) |
| RAM | 基本: 8 GB 推奨: 16 GB |
| HDD | 10.0GB 以上 (SSD を推奨) |
| ディスプレイ カード | 基本: 帯域幅 29 GB/秒の 2 GB GPU (DirectX 11 互換) 推奨: 帯域幅 帯域幅 106 GB/秒の 8 GB GPU (DirectX 12 互換) |
| その他 | .NET 8 |
早速詳しく見ていきましょう。
対応 OS は、パソコンのシステム全体を管理する最も基本的なアプリケーションです。
「Windows 11」や「Windows 10」など、おなじみの言葉ではないでしょうか。
AutoCAD 2026 では Windows 11 および Windows 10 の 64bit 版のみが対応となっています。
Windows 8.1 や Windows 7 など、サポートの終了している古い OS や 32bit 版では利用できませんので注意が必要です。
プロセッサとは、所謂 CPU です。マシンの中枢部である中央演算処理装置のことで、コンピューターの頭脳のような役割をしています。
マシンの性能はこの CPU の処理速度に依存しているため、CPU のスペックが低いほど CAD の動作や処理が遅くなってしまいます。
AutoCAD 2026 では「推奨: 3 GHz 以上のプロセッサ」と記載されています。
これはクロック数のことを示しています。単純に、数値が大きいほど処理速度が速く、高性能です。CPU の名前の後ろに併記されていることが多いです。また、最近のバージョンでは「8 つの論理コア」といったマルチコア要件も追加されており、並行処理能力も重要視されています。
RAM とは主記憶装置のことで、CPU が処理を行うときなどに利用されるメインメモリです。RAM は書き換え可能なデータを一時的に保存しておく場所で、所謂作業を行うときの机の広さのようなものです。机が広い= RAM の容量が大きいとなり、いくつものアプリを開いても余裕をもって作業ができるようになります。
よく似た名称として ROM がありますが、こちらは保存領域を示しています。「Read Only Memory」の略で、読み出し専用の書き込みはできないメモリのことです。
しかし、スマートフォンでのみ ROM はストレージの容量を表している場合があります。
AutoCAD 2026 では基本動作環境が 8GB となっていますが、推奨動作環境は 32GB と大幅に引き上げられています。RAM の容量が少ないほど一度に処理を行うことができなくなり、特に大規模な図面を開く際に影響が出やすくなります。できるだけ推奨環境である 32GB のメモリを搭載したパソコンで利用することをお勧めします。
HDD とは補助記憶装置の一種で、データを書き込んだり読み込んだりできます。
パソコンに入っている写真や音楽は、この HDD に保存されているため新しく追加したり、編集や削除をしたりすることが可能となります。
先ほど紹介した RAM はパソコンの電源を落とすとデータがすべて消去されることが一般的ですが、HDD はデータが消去されず保持され続けます。
AutoCAD の動作環境で記載されている 10.0GB は、HDD 自体が 10.0GB 以上であればよいというわけではありません。
ここでは、「ストレージの空き容量」を表しているため、全体の容量を問わず空き容量が最低 10.0GB 以上必要、という意味になります。なお、動作速度を大幅に向上させるため、現在では HDD ではなく SSD の使用が推奨されています。
ディスプレイカードとは、グラフィックカードやグラフィックボートとも呼ばれるパソコンの画面表示を行うための拡張カードの一種です。
画面表示が必要なパソコンには標準搭載されていますが、3D など高度な表示処理が必要な場合は、その分表示能力の高いディスプレイカードが必要となります。
AutoCAD 2026 では、基本動作で 2GB、推奨動作では「8GB の GPU」が求められており、滑らかな描画を行うためにはグラフィック性能の重要性も高まっています。
その他の動作環境として、「.NET 8」という記載があります。 これは、AutoCAD が Microsoft の .NET プラットフォームのサポートを受けて起動することができる、ということを表していて、.NET 8 がインストールされていない場合は AutoCAD を起動することができません。(※古いバージョンで求められていた .NET Framework 4.8 から、より新しくパフォーマンスの高い .NET 8 に移行しています)
.NET は Microsoft の WEB サイトからダウンロードすることが可能です。
さて、ここまで動作環境の解説を行ってきましたが、自分のマシンのスペックを調べなくと比較することはできませんよね。
お使いのマシンのスペックは次の方法で調べることが可能です。
デスクトップ左下の Windows マークをクリックして、さらに「設定」を選択します。
Windows の設定 ダイアログから、「システム」を選択します。
システムのメニューから、「バージョン情報」を選択します。
「デバイスの仕様」、「Windows の仕様」を確認すると、現在のマシンの CPU、RAM、OS を確認することが可能です。
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ディスプレイカードを確認するには、スタートメニュー横の検索バーに dxdiag と入力し、「DirectX診断ツール」を立ち上げて確認すると良いでしょう。
AutoCAD で求められているスペック以下のマシンで CAD を使いたい場合もありますよね。
そのような時は、AutoCAD 互換 CAD という選択もあります。