作成日:2021.08.17更新日:2021.08.20
平面図の部屋割りなど、透過性を利用して塗りつぶしをしたい場面があります。
AutoCAD では塗りつぶしの透過にも対応しているため、平面図に塗りつぶしを重ねた場合でも図面が見えなくなることはありません。
透過した塗りつぶしを活用して、見やすい図面を作成しましょう。
塗りつぶしを透過する方法を解説します。
すでに作成してある塗りつぶしをプロパティの設定から透過してみましょう。
この方法は、ハッチングの設定ではなくプロパティ自体の値を変更するため塗りつぶし以外のオブジェクトにも利用できます。
塗りつぶしに対して透過の設定をしているのに透過されない!という場合は、 システム変数によって透過性を制御している 可能性があります。
次のシステム変数の値を見直してみましょう。
システム変数 TRANSPARENCYDISPLAY は、塗りつぶしやハッチングの透過性を指定します。
値 | 挙動 |
---|---|
0 | ハッチングや塗りつぶしなどの透過性を表示しません |
1 | ハッチングや塗りつぶしなどの透過性を表示します |
もし、ハッチングや塗りつぶしはできるけど透過がうまく表示されない・・・という場合は、このシステム変数が 0 となっている可能性がありますので確認してみましょう。
こちらも、パソコンのスペック等の関係で 0 を指定している場合、値を変えると動作が重たくなってしまう可能性がありますのでご注意ください。
この記事は、AutoCAD 体験版を利用して作成されました。
無料で利用できる AutoCAD 体験版のインストール方法については下記をご参照ください。