IJCAD の STD 以上のグレードでは、JWW 形式を DWG 形式へ変換して AutoCAD と似た操作感で図面の編集を行うことが可能です。
IJCAD では一枚ずつ JWW から DWG へ変換、DWG から JWW へ変換するほかに、フォルダを指定して一括で JWW 図面を DWG 図面へ変換することも可能です。
この機能があれば、JWW 形式でたくさんの図面が送られてきたとき、一枚ずつ図面を開く手間なく、DWG 形式へ変換可能です。

IJCAD で JWW 図面を一括変換しよう

IJCAD には LT、STD、PRO の３つのグレードがあり、グレードが高いほど機能が多く搭載されています。
この記事でご紹介する JWW 一括変換は、STD、PRO グレードで利用できる機能です。
IJCAD では、JWW の一括変換のほかにも、１枚の JWW 図面を IJCAD で開いてすぐに編集することのできる jww 読み込みコマンドや IJCAD で編集した図面を JWW 形式で保存できる jww 書き出しコマンドも搭載されています。
Jw_cad を利用している会社との取引が多いと図面変換の手間がかかりますが、IJCAD であればこれだけで変換から編集まで完了できる為コスト削減と効率アップが期待できますね。

【参考記事】
■ IJCADの価格は安い？高い？グレード別の価格をこれから導入する方へ向けて超分かりやすく解説
■ 【JWW を DWG へ変換】AutoCAD 互換 CAD の IJCAD で JWW を DWG へ変換して編集してみた
■ 【DWG を JWW へ変換】AutoCAD 互換の IJCAD で JWW 書き出し機能を使ってみた

※ 一括変換はパソコンに負荷がかかりやすいため、マシンのスペックや図面のサイズ、ファイル数によっては変換に時間が掛かってしまう可能性があります。ご注意ください。

JWW 一括変換の使い方

1. IJCAD のリボンから、「PLUS」を開き、「一括変換」をクリックします。
   
2. ファイル一括変換 フォルダが表示されますので、「参照」をクリックして、変換したい JWW ファイルが保存されているフォルダを選択します。
   フォルダ内の JWW 形式のファイルは全て一括変換の対象となりますのでご注意ください。
   
3. 同名の DWG ファイルがあるときの動作を選択します。
   ファイルを更新する場合は「更新する」、更新しない場合は「何もしない」を選択します。
   
4. OK をクリックすると、一括変換が開始します。
   
5. 変換が完了すると、選択したフォルダ内に DWG ファイルが生成されています。
   一緒に出力されているスクリプトファイル(.scr)は削除してしまって構いません