作成日:2021.08.12
更新日:2026.04.02

IJCAD には3つのグレードが設定されています。グレードの高い順に IJCAD PRO、IJCAD STD、IJCAD LT となっていて、グレードによって機能や価格が異なります。 この記事では、最新の情報を基に IJCAD LT に焦点を当てて機能や価格、動作環境などを詳しく解説していきます。
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IJCAD LT は、2 次元汎用 CAD である IJCAD の中でも最も基本となるグレードの CAD です。
グレードが低いぶん価格も安価なため、導入のハードルが低いのが特徴です。
LT のグレードが低いと言っても、作図の基本機能に不自由はほとんどありません。
2D 図面の作成や編集、印刷などの基本機能はほぼ全てが利用でき、その一方で LISP などでのカスタマイズに関する機能や 3D に関する機能、JWW 関連の拡張機能に制限がかけられています。
IJCADは、2024年以降「永久ライセンス」の販売を完全に終了しており、現在は期間ライセンス(サブスクリプション)のみの提供となっています。
最新(2026バージョン時点)の期間ライセンス価格は以下のようになっています。IJCAD STD や PRO と比較すると、シングルライセンスで年間 6,600円~16,500円 ほど安価に設定されています。
| プラン (1年間) | シングル | マルチ | USB(新規) | ネットワーク |
|---|---|---|---|---|
| IJCAD LT | ||||
| IJCAD STD | ||||
| IJCAD PRO |
※価格は税込表記です。
※USB版は2年目以降の更新価格が別途設定されています。
※マルチ、ネットワーク版は5ライセンスからの購入となります。
IJCAD LT では、2D 図面の作成や編集を行うための基本作図機能はほとんど全てが利用できます。
これまでAutoCAD LT 等で図面の作成や編集を基本機能のみで行ってきた方や、これから CAD の学習を行う方は、問題なく利用できるのではないでしょうか。
IJCAD PRO と比較して利用できないものをあげると、「ストレッチが可能なダイナミックブロックの定義」です。
ただし、既に作成されているダイナミックブロックは、LT でも図面内で利用・操作することが可能です。
また、通常のブロックエディタは LT でも利用することができます。
もしこれまでダイナミックブロックをご自身で多用・作成して図面を管理していた場合は、 IJCAD PRO を検討された方がよいかもしれません。
印刷機能も、IJCAD PRO と機能に差はありません。
連続印刷(バッチ印刷)や印刷スタイルなどの設定も問題なく行えます。
IJCAD LT には 3D のエディット(編集)機能はついていません。
ただし、ソリッドデータを表示させることは可能です。
3D を編集したい場合は IJCAD PRO を検討した方がよいでしょう。
IJCAD LT では、AutoLISP&DCL、VisualLISP関数、ObjectARX/ xRX、VBA、.NET を利用することができません。
これまで AutoCAD 等で LIST によるカスタマイズを行って作図をされていた方は IJCAD STD 以上のグレードを検討された方がよいでしょう。
なお、LISP や VBA を利用することはできませんが、マクロや CUI のカスタマイズは可能です。
IJCAD LT では、JWW 形式の読み込みや書き出しを行うことはできません。
JWW 形式の図面データを扱う機会が多い場合は、IJCAD STD 以上のグレードをお勧めします。
IJCAD には、PDF 読み込み機能や SXF 入出力、図面・図形比較など IJCAD 独自の便利機能(PLUS ツールや拡張ツール)が多く搭載されていますが、IJCAD LT ではこれらの機能を使うことができません。 IJCAD LT を検討されている方も、一度 IJCAD STD 以上のグレードを使ってみて、必須機能がないかどうか確認されるとよいのではないでしょうか。
IJCAD LT は、一部のの高度な機能や拡張機能が制限されているぶん、最もコストを抑えて導入できるグレードで、CAD の学習をするために個人で導入する方や AutoCAD LT からの乗り換えで、純粋な 2D 作図機能だけがあれば十分な方にお勧めです。
特に CAD で図面の閲覧したり少し修正するだけであれば IJCAD LT でも十分な機能を持っています。
一方で、JWW 形式の編集や保存を行いたい方や LISP などで CAD をカスタマイズして利用する方には IJCAD STD 以上のグレードが必須となるでしょう。
IJCAD は14日間無料で体験版を利用できますので、一度試してみてはいかがでしょうか。
■ IJCAD.jp