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作成日：2021.08.12更新日：2021.08.12
IJCAD では、パソコンに USB を挿してライセンス認証を行う「 USB ライセンス」と呼ばれる種類のライセンスがあります。
USB ライセンスは、専用の USB プロテクタを持っていればどのパソコンでも、国内でも海外でも、誰でもいつでも IJCAD を利用できる為、根強く人気のあるライセンスのようです。
こうした USB タイプのライセンス認証は物理的な破損や紛失などのリスクや不正コピーの恐れもあることから、CAD 業界では珍しくなっています。
そんな USB ライセンスについて、この記事では詳しく解説していきます。
USB ライセンスとは、専用の USB プロテクタがアプリケーションを起動するための「鍵」のような役割をしているタイプのライセンスです。
USB プロテクタをパソコンに挿していないと IJCAD を使用することができず、USB プロテクタを挿すとライセンス認証が通り IJCAD を使用できるようになります。
USB ライセンスのメリットは、USB プロテクタさえ持っていればどこでも IJCAD を使えることにあります。
例えばスタンドアロンの場合は、１台のマシンに１ライセンスが固定されているためライセンスの持ち運びができません。ネットワークライセンスの場合は、ライセンスサーバーに繋がるネットワークがない場所では IJCAD を使うことができません。（貸出機能を使えば可能ではありますが、手間がかかります。）
それに比べ USB ライセンスの場合は、USB プロテクタがあればオンライン・オフライン問わず、どのパソコンでも IJCAD を利用することが可能なのです。
一方で、デメリットもあります。
USB ライセンスの場合、鍵となる USB プロテクタが何らかの原因で故障してしまう可能性があり、そうなると IJCAD のライセンス認証が行えずアプリを利用することができなくなってしまいます。
また、外部へ持ち出した際に紛失してしまうなどのリスクも考えられます。
USB プロテクタの再発行は可能ですが時間もお金もかかるため、こうしたデメリットも踏まえてどのライセンスを選択するか検討されると良いでしょう。
USB ライセンスは、USB 内に IJCAD のインストーラーが入っているわけではありません。
そのため、まずはオンラインで IJCAD をインストールするか、専用の DVD (別売り)から IJCAD をインストールする必要があります。
【参考記事】
■ 無料で使える IJCAD 体験版のインストール方法を徹底解説！
上記の操作は初回のアクティベーションのみで、２回目以降は USB プロテクタをパソコンに挿して IJCAD を起動すれば、ライセンス登録ダイアログが表示されずに IJCAD が起動します。
USB プロテクタを挿しているのに IJCAD のライセンス認証ができないときは、USB プロテクタをパソコンが認識できていない可能性があります。また、USB プロテクタを紛失してしまった場合も IJCAD を利用することができなくなってしまいます。
このような場合、再発行や再購入を行うことが可能です。
USB プロテクタが故障したときは、無償～ 15,000 円で「交換」することが可能です。
| メンテナンス サブスクリプション契約 | 初期不良（購入後３か月以内） | 故障 |
|---|---|---|
| 契約していない場合 | 無償交換 | 15,000 円 |
| 契約している場合 | 無償交換 | 無償交換（契約期間中１回） |
サブスクリプション契約をしている場合は１回のみ無償交換ができるようです。
モノである以上、故障しないものはありませんので、USB ライセンスを検討している場合はサブスクリプション契約をするメリットが多くなりそうですね。
USB プロテクタを紛失した場合も、新規購入ではなく再購入をすることが可能です。
| メンテナンス サブスクリプション契約 | 再購入価格 |
|---|---|
| 契約していない場合 | 定価の半額 |
| 契約している場合 | 定価の 30% |
