作成日:2021.08.12更新日:2021.08.12
AutoCAD 互換の IJCAD は、毎年バージョンアップ版がリリースされています。
新機能の追加や機能の拡張・修正など、新しいバージョンへバージョンアップするメリットはたくさんありますので、まずはバージョンアップの方法から見てみましょう。
IJCAD は、バージョンやグレードごとに異なるアプリケーション扱いのため、バージョンアップの際も IJCAD を新しくインストールする必要があります。
そのため、デスクトップには過去バージョンの IJCAD と新しいバージョンの IJCAD、2つアイコンが作成されます。
メンテナンスサブスクリプションに加入していれば過去バージョンの IJCAD も使えますので、必要に応じて残しておくか、アンインストールするかを決定すると良いでしょう。
また、IJCAD をカスタマイズしているからバージョンアップできない・・・とお悩みの方もご安心ください。リボンやツールバーをカスタマイズしている場合は、IJCAD に実装されているマイグレーションツールを使って環境を移行することが可能です。(IJCAD 2018 以前のバージョンには搭載されていませんのでご注意ください。)
メンテナンス サブスクリプションの特典に、「新バージョンリリース時のライセンス無償提供」があります。
つまり、IJCAD 2020 を購入しメンテナンス サブスクリプションへ加入していた場合は、IJCAD 2021 のライセンスが無償で提供されるということです。
ただし、サブスクリプションを更新していない場合は購入から1年間が期限となりますので、IJCAD 2021 のようにリリースが延期となった場合はライセンス無償提供の範囲外となる可能性があります。
メンテナンスサブスクリプションに加入しているかどうかは IJCAD.jp にログインし、「ライセンス情報」タブで確認することができます。
メンテナンス サブスクリプションに加入していない場合も、バージョンアップ購入価格で最新版の IJCAD を購入することが可能です。
ただし、初年度のサブスクリプション加入が必須となっていますので、バージョンアップ購入価格+サブスクリプション料金が必要となります。
バージョンアップ方法 | 価格 |
---|---|
1バージョン前からのバージョンアップ | パッケージ定価の30% |
2バージョン前からのバージョンアップ | パッケージ定価の60% |
3バージョン前からのバージョンアップ | パッケージ定価の80% |
例えば、IJCAD 2020 LT(スタンドアロン)から、IJCAD 2021 LT(スタントアロン)へのバージョンアップをしたい場合は、定価 55,000 円の 30% となりますので、16,500 円+サブスクリプション 13,750 円で最新版へバージョンアップすることが可能です。
また、今回購入したサブスクリプションにも次バージョンライセンスの無償提供が含まれていますので、IJCAD 2022 へのバージョンアップは無償となります。(1年以内に IJCAD 2022 がリリースされた場合)
ちなみに、「同じグレード」「同じライセンス」へのバージョンアップしかできませんのでご注意ください。
IJCAD のツールバーやリボンをカスタマイズしている場合、バージョンアップをしたらまた 1 からカスタマイズしなおし・・・にはなりません!
IJCAD 2019 から、環境設定を保存できるマイグレーションツールが実装されました。
マイグレーションツールを利用すれば、システム的に環境設定を新しい IJCAD へ移行できますので、バージョンアップも問題なく行えます。
※ マイグレーションツールで環境設定を移行できるのは、同じグレード、同じ bit 数同士の場合のみです。 ※ IJCAD 2018 以前のバージョンではマイグレーションツールは実装されておりません。
<<Unnamed Profile>>
と表示されていますが問題ありません。