IJCADで文字を分解する方法2つを詳しく紹介!LTにも対応
作成日:2021.12.29
更新日:2021.12.29
IJCAD は AutoCAD の互換 CAD です。そのため、AutoCAD から IJCAD への乗り換えは非常にかんたんなのですが、一部コマンド名が違ってるなど仕様が違う場合があります。
文字を分解するためのコマンドは一部 AutoCAD とコマンド名が違うため、戸惑う人も多いです。
そこで、今回は IJCAD で文字を分解する方法を詳しく解説 します。この記事を読めば IJCAD で文字を分解する方法が分かります。今回紹介する方法は PRO/STD/LT 全てのグレードに対応 していますので LT ユーザーの方もご安心を。AutoCAD から IJCAD に乗り換えたばかりの方や、IJCAD のスキルアップを目指している方は必見です!
目次

IJCAD で文字を分解する方法 2 つを紹介!
IJCAD で文字を分解する方法は以下の 2 つです。
- マルチテキストをテキストに分解する
- テキストを線分やハッチングに分解する
順番に解説していきます。
マルチテキストをテキストに分解する
マルチテキストは改行できるテキストの形式ですが、マルチテキストを一行ずつのオブジェクトに分けて動かしたり編集したい!という場面もありますよね。そんなときはマルチテキストをテキストに分解することで解決できます!
マルチテキストをテキストに分解するときは __EXPLODEコマンド__を使用します。
EXPLODE コマンドの使用方法
- ホームタブ > 修正パネルから「分解」を選択して EXPLODE コマンドを起動します。
- プロンプト「オブジェクトを選択」に従って、テキストを選択します。
- Enter します。
これでマルチテキストをテキストに分解できました。
オブジェクトプロパティマルチテキストから文字に変換されたことが確認できます
テキストを線分やハッチングに分解する
テキストを線分やハッチングなどの図形に分解することを「アウトライン化」と言います。
アウトライン化に使うのは「 EXPLODETEXT(文字アウトライン) 」コマンドです。
マルチテキスト・テキストどちらでもアウトライン化できるので、わざわざ 1 のマルチテキストの分解は必要はありません。
EXPLODETEXT コマンドは PRO/STD/LT全てのグレードに対応 しています。
EXPLODETEXT コマンド使用方法
- 注釈タブ > 文字パネルから「文字アウトライン」を選択して EXPLODETEXT コマンドを起動します。
グレードがPRO/STDの場合
グレードがLTの場合 - プロンプト「オブジェクトを選択」に従って、テキストを選択します。
- Enter します。
これでテキストをアウトライン化できました。
TrueType フォントでも同様にアウトライン化できます。
IJCAD でも文字分解できる!
今回は IJCAD で文字を分解する方法を解説しました。
一部 AutoCAD とコマンド名が違っているものもあり、最初は戸惑うこともあるかと思います。
この DAREBLOG では IJCAD の様々な活用方法を更新しているので、他の記事もぜひ参考にしてみてください!