仕上げ記号のブロック定義と編集
作成日:2024.06.07
更新日:2024.06.07
仕上げ記号のブロック定義と編集
IJCADで仕上げ記号を作成し、ブロックに定義する方法を解説します。 また、追加の記号を作成する場合、作成したブロックを編集して、他の仕上げ記号に修正・定義を行うことで、作業を簡略化することができます。 ブロック定義の詳細は、「IJCADで図形をブロック定義する方法」を参照してください。
目次
 
表面粗さ仕上げ記号
製図に使用される仕上げ記号は何度か改訂され、現在は2003年の現JIS記号になります。   三角記号に追加されるパラメータは次の通りです。通常はaの表面性状パラメータが使用されています。
三角記号に追加されるパラメータは次の通りです。通常はaの表面性状パラメータが使用されています。  
IJCADで仕上げ記号作成とブロック定義
仕上げ記号(素地のまま)を作成し、ブロック定義します。
IJCADで仕上げ記号を作成する方法
IJCADを起動し、仕上げ記号を直線・円機能で作成します。
- 「線分」コマンドを実行します。
  
 「1点目を指定」->Aをクリック->「次の点を指定」->Bをクリック->
 「次の点を指定」->Cをクリック->「次の点を指定」->Dをクリック、Enter
- 「円」コマンドを実行します。
  
 「円の中心点を指定」で「接、接、半(T)」を選択
 「円の第1の接線に対するオブジェクト上の点を指定」でAの直線をクリック->
 「円の第2の接線に対するオブジェクト上の点を指定」でBの直線をクリック->
 「円の半径を指定」->「1.75」を入力、Enter
  
- 文字のフォントを設定します。
 「注釈」タブ->「文字スタイルコントロール」->「その他」をクリック
  
 「新規作成」->新規スタイル名「SYMBOL」を入力
 「ビックフォントを使用」を外す
 「フォント名」->「HGゴシックM」->「適用」->「閉じる」をクリック
- 「マルチテキスト」コマンドを実行します。
  
 「最初のコーナー点を指定」->Aをクリック
 「もう一方のコーナーを指定」->Bをクリック
  
 文字サイズを「3.5」に設定
 斜体をクリックして、「Ra」を入力
 斜体をクリックして、元に戻し、スペースを開けて、「25」と入力し、「OK」をクリック
  
- テキストを移動します。
 テキストの左上のAをクリックして、移動することができます。
  
  
 「スナップモード」をオフにして、「Ra 25」を選択し、左へ移動します。
  
IJCADでブロック定義する方法
仕上げ記号をブロック定義します。
- ブロック定義する仕上げ記号を選択します。
 「ブロック定義」コマンドを実行します。
  
- 「名前」に「素地のまま_Ra25」と入力します。
  
- 「挿入基点を指定」ボタンをクリックして、図形の基点「A」を指定します。
  
- 「OK」ボタンをクリックして、保存します。
  
IJCADでブロック編集
ブロック定義した仕上げ記号をエディタで編集して、仕上げ記号(精密仕上げ)に変更します。
IJCADで仕上げ記号をブロック編集する方法
エディタで編集して、仕上げ記号(精密仕上げ)に変更します。
- 「エディタ」コマンドを実行します。
  
- 「素地のまま_Ra25」を選択し、「OK」ボタンをクリックします。
  
- 円を削除して、直線を追加します。
 円「A」を選択します。
  
 右クリックして、「削除」を選択します。
  
 コマンドラインで「LINE」Enterを押して、「線分」コマンドを実行します。
 「1点目を指定」->Aをクリック->「次の点を指定」->Bをクリック、Enter
  
- 右クリックして、「マルチテキスト」コマンドを実行します。
  
 「Ra25」を「Ra0.2」に変更して、「OK」ボタンをクリックします。
  
- 「名前を付けてブロック保存」コマンドを実行します。
  
 「作成または編集するブロック」に「精密仕上げ_Ra0.2」と入力して、「OK」ボタンをクリックします。
  
IJCADで仕上げ記号をブロック挿入する方法
エディタで編集して、仕上げ記号(精密仕上げ)に変更します。
- 「挿入」コマンドを実行します。
  
 「名前」で「精密仕上げ_Ra0.2」を選択します。
  
- 図面の希望する位置に配置します。
  












































